KC解体新書
どうも。今回が記念すべき初記事となります。
しょっぱなからとんでもなく長くなってしまいましたが、良ければ最後までお付き合いください。
目次(流れ)
・自身の過去KCでの失敗談、例
・準備段階
・本番での日数、DP帯による立ち回り等
・アドバイス、注意点
・おわりに
おおまかに以上のような構成になっています。ではよろしくお願いします。
2月KCもいよいよ間近となってきました。
そこで、ここ直近2回KCで金、前回は全体1位ということもあり非常に自信がついたので今回は僕自身が思っているKCの攻略法のやうなものについて書いていきます。
まずはじめに、色々書いて行く前に自身の過去のKCでの主な反省点を書いていきます。
・第2回(機械天使、忍者)…デッキを1つしか持たないでいったため途中害悪や三星ホルスが増えたタイミングで大きくDPを落としてしまった
・第3回(サフィラ天使、剣闘、アンデアイズetc)…用意したデッキの種類が失敗だった(主に剣でいこうとしていたが途中スナストヴォルカニックやアンデアイズの嵐に対処しきれなかった)、睡眠時間の圧倒的不足(約3日間で2時間程度、試合数でのゴリ押しプランを試みるものの典型的な大失敗。この辺りの詳しいことについては後述)
・第4回(森羅、ヒーロー、ギアギア)…後ろの薄い大雑把なデッキ系統のミラーを嫌っているため安定感もあるギアギアで臨むも、DP5万付近から根性森羅が登場、変化を察知し対応できればなんとかなったもののそのままギアギアで挑み当然の死)。要するに環境の変化に対応出来ず
・WCS予選(魔導、ヒーロー、空牙、アマゾネス)…これまでの反省を踏まえて臨み、途中までかなり好調で日曜昼の段階では3位に位置付けるもここから落としてしまう。細かい点は何個かあるんですけど結局ここでも睡眠時間の調整の失敗が大きく響いてしまいました。
この時の気持ちは本当にこんな感じでした。
恐らくこんな感じに近いような失敗は、KCを走ったことのある人なら経験があるのではないかと思います。
ここまで失敗続きですが、失敗してもいいからタダで終わるなってタチなので毎回色々と記録のようなものをつけて都度反省をしていました。その結果徐々に色々なことに気づき成功へと至ったわけです。
てことでまずは一通りの流れについて書いていこうと思います。
〜準備段階〜
◯デッキ選択
非常に大事な要素です。この段階でコケてしまうとそれだけでそのKCが不発になってしまうレベルです。
では、どのように考えどういった選択をすべきなのでしょうか?
あくまで僕個人の考えですが
・可能な限り広くみれる、苦手が少ない
・おおよそ予想される上位デッキに対し優位をとれる、少なくとも不利ではない
・極力事故が少ない
この辺りは恐らくみなさん意識すると思います。
これに加えて非常に大事なポイントだと思っているのが
・後ろを敷ける、多少なり防御がある
です。なんせ数百戦単位で行うのがKC、攻撃全振りのようなデッキだと特に同系統ミラーが安定しなく、DPをまともに増やせません。
上記の通りKCは長期で戦うものなので、一時的ないわゆる上振れは数回程度あるでしょうけど、全体を通すとおおよそ収束します。基本的に先行の弱いゲーム、というのは間違ってもいないと思いますが、特にこの手のデッキは2分の1で引く先行でやることがないということが多いので、それを自ら選択してそうなっている以上は言い訳でしかありません。
なので後ろの少ない攻撃的なデッキタイプは向いていないと思っています。
前回KCで驚くほど外人が勝てなかった理由の大部分にこれはあったと考えています。
前回海外の方はかなりヒーローを多用していたので、いろんな意味で安定しなかったんでしょう。
ここ数回で僕自身として勝っているデッキを見るとアマゾネス、メタビです。この辺りはかなり意識していました。
現在の環境でいうと安定して勝っている印象のあるデッキはバスターブレイダー(以降バスブレ)、カラクリ辺りだと思っていますが、これらのデッキは火力が比較的ある上に多少なり防御を用意していて構えれることもあってのものだと思っています。その点コアキメイルはバスブレに弱めというのを除いても色んな意味で安定しないな、と思っています。あくまで予想ですが、序盤はよくみるけど中盤辺りからだんだんみなくなっていくんではないでしょうかね。
また、用意するデッキは極力1つというのは避けた方がいいです。自身で想定したプランから外れてしまった時にその時点で詰みかねないです。可能なら現存するデッキは全て回しておくのが理想です、相手の視点も分かるようになります。
そしてこれは高度な要求かもしれませんが、非常に重要なのが他者を出し抜く"要素"が必要だと思っています。
いわゆる「テンプレ」のような構築だと、普段から誰でも調整していて分かりきっているので勝率がまともに出せない上に、デッキ内容等も把握されているため伏せを越えられやすいです。構築に限った話ではなく、対〜相手はこうする、等プレイ面でもこれはあります。
ただし、絶対に間違ってはいけないのはここで言っているのは決して「自分だけのドヤり要素」ではないということです。勘違いしてこれをもっていくと死にます。間違いないです。くれぐれもお気をつけください
◯調整方法
否定しきるわけではないのですが、KCの調整は特定個人とのルーム戦のようなものはなるべく避けるべきと思っています。なぜならKCは相当幅広い層の人、デッキと戦っていくものなので、特定数人とやっているとその間だけの固定概念に捉われがちになってしまうからです。KCでは引き出しの多さは多いほどに非常に有利になります。
様々な相手と数をこなしなるべく多くの事を把握しておくべきなので、調整方法の理想は、
・KC→ランク戦
・大会→ルーム
だと思っています。この辺りはまた別記事にて書く予定です。
今月に入りランク戦が更新されましたね。普段はともかく、KCのある月のランク戦はかなり重宝し、しっかり本番を見据えて予行演習としてやっています。ランク戦+KC1stでも十分な調整になります。
また、発生しがちなのが、KC前にランク戦なりルームなりで非常に調子が良く勝ちっぱなしで、その段階で満足してしまいそのまま臨み失敗するパターンです。
よく考えてほしいんですけど、KC直前ということは当然相手は色々試している最中なんです。
その中には当然微妙なものも多々あるわけで、ここで勝っても決して慢心すべきではないです。
しかし、レートが上へいくほどに相手の質は上がっていくので、この辺りを見据えるのであればむしろ有効的なので完全に否定はしない、ということです。自身でこの辺りを正確に判断できるのであれば有効活用していきましょう。また、調整相手がこの辺りに非常に理解があり、多用なデッキや求められるプレイを取れる方であるときもまたこの限りではありません。こういう人は非常に貴重なので飯でも奢ってあげてください。
〇試合の記録のメモ
これ、非常に重要なんです。もしKCを本気で走るという方であればこれは必ず勧めています。
試合の記録、といっても要するに当たった相手のデッキタイプ程度だけでも十分です。エクセル等でやる人が多い気がします(僕は手書き派)
なぜか?この後に書くんですが、KCでは最中にたびたび環境の変化があります。
このときメモをとっているとこのことを正確に察知しやすいです。
また、上位帯で同じ人に2回以上当たったときもメモってます。相手のデッキが分かっていると多少なり違うことがあります。名前は変えるけどサプライ(スリーブ、マット)は変えないって人も割といて前回これで3〜4人把握してやってました
それとこれはオススメ程度ですが、あらかじめ自分の思う環境相性表のようなものを作っておき、そこから更に想定される環境の変化を数パターン書き出し書き留めておくと、本番でそれをみてすぐに対応しやすいと思います。
ここ必ずテストに出るよってレベルに大事なことだと思っているんでこれは強くオススメします。
~本番開始~
いよいよ開始となりました。日数の経過による変化やDP帯での違い辺りも踏まえて解説していきます。
・初日 金14:00~(DP~20000)
開始直後からしばらくと、DP2万付近までは非常に多用なデッキ等を見ます。なぜか?
この段階では、とりあえずやろうといった人が多いからです。日数の経過とともに徐々に諦める等も含めて人が減っていきます。が、この段階では非常に多くの人がプレイしているので、特定の範囲に勝ちやすいようなデッキよりも自身のパワーが高い、または当たり障りなく広く取れるタイプのデッキから入るのがベターです。
・2日目 土(DP~40000)
この辺りに入ると、おおよそデッキタイプ等の傾向が固まってきます。上記準備段階の項目で書いた「メモ」がこの辺りから特に重宝します。ここで環境を正確に捉え正しいデッキ選択、構築を取ることができると一気に抜け出すことができます。
そして、日をまたぎましたね。初日が、とか日数がどうとかではなく、時差の関係で外人が増える時間帯があります。
先ほどちらっと書いたんですが、前回は外人の方は非常にヒーローが多かったんです。傾向は直近の海外大会を参考にすると割と読みやすく、前々回でいうとヴァンパイアはサイバー流のカオスソルジャー入りが増える等でした。これは事前に考えていたので、前回は外人の増える時間帯は特にメタビで押し続けひたすらDPを荒稼ぎしていました。
・3日目 日
冒頭での失敗談に「環境の変化に対応出来なかった」と書きました。恐らく大多数の方が経験したのではないかと思います。これ、なんとか読めないものかと毎回メモを見直していてついに気が付きました。
KCでは、環境変化が途中に毎回起こっています。
第2回(機械天使、忍者)→忍者爆増(それまでそんなには多くなった、ないしは構築が定まっていなく弱いのが多かった)
第3回(サフィラ天使、剣闘、恐竜、アンデアイズ)→途中スナストヴォルカニック、更に恐竜、更にアンデアイズ、のように増えていった覚えがあります
第4回(森羅、ヒーロー、ギアギア)→根性森羅急増
WCS→序盤ヒーロー魔導大量→途中アマゾネス増加
第5回(ヴァンパイア、ヒーロー、空牙、アマゾネス)→序盤空牙ヒーロー多→アマゾネスヴァンパイア 増
第6回(ヴァンパイア、ヒーロー、魔導etc)→ワイルドビート、メタビ増
つまり何が言いたいかと言うと、この辺りでその時の上位層のデッキを真似る人が増えるんです。
なぜか?それは、おおよそ日曜昼頃にDP7万〜辺りで上位に居座りランキングに固定され始める人が登場するからです。過去ほとんどのKCで、最終的に上位フィニッシュする人は概ねこの辺りで既に最終DPに到達しステイしていることが多いんです。
土曜夜中辺りには既に上の動きには敏感でいましょう。なぜならこれらのデッキが増えた後だと既にミラー発生で非常にDPが伸ばしにくくなるためです。先回りしておく必要があります。
上でステイしている上位層は結果的に先手を打ちこの混戦状態に自ら入る必要がないためDPを無駄に落とさずに済んでいるというのはあると思います。
僕自身過去のKCで実は日曜にDPを増やした試しがなかったことからこれに気がつきました。
実際、前回のKCでは日曜は意図して試合数を最大限減らしていました。
また、日曜と書いていますが前回のように土曜夜頃にワイルドマンビートが急増した例もありますが、そのとき最初の使用者のくろうさんが同じ名前で使い続け、かつランキングに載っていたこと、デッキ自体のインパクトも強かったことからいずれ近いうちに「くる」なと考え備えていました。
くろうさん本人しか使用していない段階ならまだ強く見る必要はなかったのですが、他の人も使用した辺りですぐさま構築をシフトしました。結果このあとしばらくワイルドビートを狩り続けることができ、早めの対応が功を奏しました。
それと、環境次第ではこの辺りに害悪系統のデッキが出現しやすいです。
環境によってはそもそも向いていない時もあるので現れないこともありますが、恐らく今回は来るんじゃないかと個人的に考えています。最近でいうとラスギャン害悪なるものがよくみかけますね。対策はしておいた方が良いと思います。
・4日目 〜ラスト
いよいよ大詰めです。
この辺りではおおよそ自身の目指せる地点が見えていますね。また、月曜ということと金アイコン狙いで残っている人口はもうそう多くなく、マッチングにも時間がかかることが多くなってきます。
実はこの終盤間際は狙い目だと思っています。なぜか?上記の通りだいぶ人が絞られている、ということはデッキが読みやすいんです。加えて時間も残り少ないため、試合時間のかかる系統のデッキも減ります。なので、デッキ選択が分かりやすくなるんです。
自身の前回KCで例えると、メモで直近の相手をみると明らかに魔導、ヴァンパイアが減っていたので、バンデットヴァンプに切り替えました。
これが功を奏しあの終盤での大逆転劇へと繋がったわけです。
それと最終盤、残り1時間やラスト30分前の立ち回りついてですが、過去数回のKCをみるに最終金ライン(上位10人)はおよそDP6万中盤辺りのことが多く、そのDP差は各1000~差程度で、非常に僅差なことがほとんどです。
例えば自分が最終30分前の段階で全体8位、下とのDP差は3000とします。心理的には非常に動きたいですよね。捲られたら、、と思うのはとてもよくわかります。しかしこのくらいの差があると動かないでステイすることが正着なことがほとんどなんです。軽く書きましたが、もうこの辺りになると人が限られていてマッチングに時間がかかりやすく、上位帯では1負けでDP-1500~されます。僕は前回1負けで1700以上持ってかれていました。なので、下から捲りにきている側の方がよほど条件が厳しいんです。
歯をくいしばってステイした結果最終結果でむしろ順位が勝手に上がっていたなんて例はよく聞きます。(1000差の10位とかだと流石にいかざるを得ないと思いますが)
無論、必ずしもこの限りではありません。
第1回WCSサムソンさん、前年WCSあれ。さん、前回KCでは僕自身最終盤で11連勝→2敗→10連勝と、時に怒涛の捲りを見せるケースもあります。
なので、ラスト数時間前で1万差程度の差なら諦めないでどうせなら腹くくって突っ込むべきだと思います。行動起こさなければ少なくとも何も起こりえないけれど動けば「何か」が起こることは十分あり得ます。それと、毎回不正ユーザー、いわゆるチーターの存在もあり最終順位が繰り上がるケースはよくあります。最後まで粘りましょう。
本番の流れはおおよそこんな感じです。
残りは、注意点やアドバイスのポイントを書いていこうと思います。
・睡眠はしっかりとる
冒頭の反省にてよく出していたんですが、特に最初はこの失敗が多かったんです。
単純に眠さからプレイ等の質が落ちるだけでなく、判断力も著しく欠落します。
WCSのとき日曜昼に3位だったあと何があったかというと、このときDP69000で上が72000といった感じだったんですが夜勤明けからずっと寝ないで続けていたため非常に眠く、迷った結果「キリよく70000にして寝よう」と試合をしてしまいました。この試合が地獄の始まり、まずこの試合に負ける→連敗→取り戻すために寝れなくなる、の悪循環が発生し、結果最後まで寝ることができなくなってしまいました。そしてそのせいで最終数時間前のラッシュ、残りDP差数千のとこからデッキ選択も明らかなミス、試合も凡ミス、ひどいものだとレインボーライフを撃たれたターンに軽く寝落ち、起きて慌ててアタックしなぜか自ら回復させにいくといったものもありました。
この反省を活かし、前回最終日朝方、競合相手の2位が凄い勢いで上がってきていてまさに捲られるな、というタイミングであえて睡眠を選択したんです。ここが最後の睡眠をとれるタイミングと踏んだからです。
起きたら案の定離されてました、じわじわ離され続けひどいときは1万以上。それでもここで睡眠をしっかりとれたことが本当に大きく、常に冷静に試合運びができ、最終的に捲りに成功しました。
初期の頃から睡眠時間は毎回倍倍に増やし続けているんですがその度に結果にでているので、本当にしっかりとった方がいいです。
初期の形式だと、当たる相手はレートによるものでなくランダムでした。そのため、確かに睡眠を削り試合数でゴリ押しを図るプランは確かに悪くなかったと思います。しかし、第3回KCからは仕様が変わり付近のレートの人とのマッチングになったため、眠い質の落ちた状態で強敵と試合するのは自殺行為。覚えておきましょう。
また、他の人の睡眠時間はあくまで参考、自分の身体にしっかり合った睡眠をとりましょう。
・連敗続きのときは一旦切り替える
KCの醍醐味とまで言われる(?)、連敗によるDP溶かし。誰でも経験があると思います。
WCSで圧倒的勝率を出し日本代表となったつんつんさん、前回KCの自分の共通点の1つに「最中の連敗が最大3」というのがありました。大きく崩れさえしなければ地道にポイントを伸ばしていけます。
しかし、実際走っているとどうしても「あとちょっとだけ…」ってなりますよね、分かります。
連勝しているときはむしろそのままGOでいいと思います。切るのはもったいない。
しかし、悪いのは負けているときに続けること。連敗でないにしろ明らかに勝率の悪いタイミングがきますよね。
そういったときは例えば飯、風呂、散歩等の口実を自ら用意し、半ば強制的にでも切り替えるべきだと思います。このとき、直近20試合程度の対戦相手の記録を把握した上で休憩に入り、休憩中じっくりと冷静に落ち着いて試合を見直していくと、熱くなっていたときは見えなかったものが見えることもあります。
ついでに本来落としていたはずのDPを落とさずに済んだくらいの気持ちでいると尚良いです。KCではメンタルコントロールも問われます。
・勝ち試合を負けてしまうとDPは実質-2000
本来勝っている試合を落としたとすると、本来+1000のはずが、-1000され、現実的には-1000だけですがその中身は-2000です。これを連発しているようだとKCで上位、特に金争いにはほぼ食い込めないでしょう。いかに取るべき試合を取れるか、弱ハンの負け試合を拾えるかは、数百戦していくKCでは特に、積み重なり最終的には大きいDP差として現れます。ただし、上記の通りKCではメンタル面も非常に重要になってきます。仮に1試合プレミで落としたとしても、切り替えて取り戻せば問題無しです。
最悪なのは、そのミスを引きずり自ら沼へ足を踏み入れてしまうことなんです。
・チェーンon.off
現在バトルフェイズです。殴りにいこうとしています。
この画像で何が伝えたいか?
ここですここ。このまま殴りにいくと…?
そう、ダメージステップに確認の画面が出るためラグが出来、相手にダメステ関連のカードがあることがバレてしまいます。
それってまずいの?めちゃくちゃまずいです。
ダメステのカードがあることが分かるだけでなく、特に上のように2伏せだと伏せ2枚の内の1枚が分かってしまうわけですよね。前面にモンスターがいて2伏せで砂時計の反応があると、内容が砂時計からは読めません。カナディア?エネコン?分断?底なし?なんでもありです。
罠は相手のミスリードを誘えるのもまた強みです。ですが、こう相手に苦労せずして情報を与えてしまうと相手を途端に楽にさせてしまいます。
このダメステの反応が分かり伏せが途端に透けて勝った試合は過去何度もあります。
なので、伏せにダメステ関連のカードがある状態で殴る際は必ずチェーンをオフにしてから攻撃しましょう。前回KCでは伏せにハルケギニアがあってもほぼチェーンオフにしてから殴りにいってました。
ただし例外のケースもあります。
前回KCでの実際の試合なんですが、vsヴァンパイア
相手手札0、場デスサムライ、裏のグレイス、帝国
こっち手札0、場ブレイカー(効果使用済み)、伏せハルケギニア、砂塵
この状況で、当然グレイスを叩きにいくのですがその際あえてチェーンオートのまま殴りにいき伏せにダメステ関連のカードがあることを相手に知らせました。
この時、こちら墓地には銀幕が見えていてハルケギニアは相手に情報が無かったんです。こちらの状況を整理すると要するに、相手にトップでモンスターを引かれるかヴァンパイアカードを引かれれば墓地から湧かれて2体で突っ込まれれば負けです。ただし、あくまで「こちらの視点」からみれば。
相手の視点からみれば違いますよね。2伏せは脅威です。そして、ここでダメステのカードがあることが判明しました。相手視点からみれば墓地も含めて恐らく銀幕でしょう。相手ドロー後、小考の末デスサムライを追加し、目論見通りエンドしてくれました。確かにこちらの伏せが銀幕+もう1枚がカナディアならアタックすると盤面崩壊するので最悪です、合理的な判断でしょう。しかし、これを受けてのこちらのトップがチョウレン!
ハルケギニアでデスサムライAを半減、砂塵帝国対象の墓地からハルケ湧かしチョウレン召喚のフルパンでFin.この試合を取ることに成功しました。
こういったギリギリの試合を取れるか否かは非常に重要です。上の項目でも書きましたが、勝ちと負けの揺れ動く試合をもぎ取れるかどうかが非常に重要になってきます。
また、底なし分断のような砂時計からわかりやすいカードのみが後ろにある状態のときは、明らか打たないシーンでは常にチェーンオフにしています。砂時計をみていればチェーンオフだろうがわかるのに、なぜ?
KCでは、睡眠を削りプレイしている人はそこそこ多いため、注意力が散漫になっているケースは割と起こります。なので、やらないよりはやっておいたほうがいいです。
レインボーライフ中にアタックしたり、デスサムライをセットする人がいるくらいです。小さな努力でもやれるだけのことはやりましょう。ちなみに瞬時の切り替えの苦手な人は自爆する危険性が高いので素直にいじらないでやった方がいいかもしれません。
・DP帯の違いによる相手デッキ内容読み
およそDP2万くらいまでは、本番初日の項目でも書いた通り多用な人とデッキをみかけます。なのでこの辺りではかなり色々なカードを念頭に置きプレイしています。
しかし上位帯にいくほどに、当然プレイヤーの質は上がっていきます。すると、おおよそ採用カードに目星がつきやすくなってくるんです。え?というようなカードは中々見かけなくなります。例えば直近だと相手デッキによってはよく分断、ウェーブフォースのようなカードや明らかその環境に向いていないようなカードは無視で動くことはよくありました。
他にも、例えば今回だとバスブレがおよそ中心になるのかな?と思っていますが、仮にそうなった場合当然バスブレ使用者はミラーを意識した採択をし始めますよね。その辺りもしっかりと頭に入れながら走りましょう。
・キレるな
何度も言いますが、KCは数百試合をこなすゲーム、どうして・・・と思ってしまうようなシーンは確かに幾度となく起こります。
いちいち何か起きる度に怒ってもしょーもありません。その時間で反省したほうがよほど有意義です。
というかそもそも、このゲームやってて怒ったことないんですよね。だってデッキ20枚LP4000ですよ?そら特定のカードトップで引く確率は全然高いし何かあればすぐ瞬殺されます。これに対しいちいちキレてるのは未熟なりとしか思わないです。修行せい。
最悪なのは相手の採用カードに怒る人ですね。人類全員がお前と同じ考えと思うなって感じです。OCGもやっていてたくさんの人を見てきましたが、このタイプで強い人はまずいないです。他人にケチつける前に自らを見直しましょうね
・KCにおける負けパターンの多くとは
間違いなく、「自滅」です。
写真はゴミを漁り食料を探すも焦りから音を思い切り立ててすぐに見つかり現行犯逮捕された我が家の猫です。自滅ですね。なんと愚かな(はぁ可愛い)
冗談はさておき、冒頭の僕自身の失敗例をみてもわかるように大体は勝手に死んでいってしまうんです。何もリンクスに限った話ではありませんが、勝つ人はミスが少なく自滅もほとんどしません。数をこなすKCではより一層大事になってきます。上手いプレイなんてさほど多くなく、重要なのは
いかに環境を的確に捉え正しいデッキを選択し変化に対応出来て
いかに取れる試合を落とさず、逆に負け試合を拾え
いかに自己管理をできるか
これがKCにおいて必要な項目だと思っています。目標、特に金が届かない・・・といった人はこのいずれかが出来ていないでしょう。
おわりに
初記事、いかがでしたでしょうか?正直想定していたよりも遥かに長くなってしまいました笑 (結局10000文字越えました)
しかし、KCではそれほどに様々なモノを必要とする競技だと思っています。自分の全てを問われます。
また、今回は主に「金アイコン(世界10位以内)」を軸に書いていきましたが、目標が銀アイコン(100位以内)であっても、銅であっても根本は変わらないです。
現在この辺りで、上にいきたい!金取りたい!でも力が足りてない・・どうすれば?
って方、今は普段から多用な大会、多くの情報が溢れています。有効活用しない手はありません。
特に、つんつんさん(Twitter:@tun4dd)主催の「エニータイムトーナメント」は、平日に毎日開催されている大会で、実力者や最近ではなんと海外のプレイヤーも多く参加されています。積極的に参加し経験値をつけることを強くオススメします。
(参加は無料ですが、challongeというサイトとディスコードの導入が必要となります。紹介動画探しましたが見つかりませんでしたすみません、、)
今回の記事が役に立った!という方は教えてくれると喜びます。みなさんの1000DPにでもなることができれば幸いです。
でも当たったら倒します。
ちなみに、何人かには話したことあるんですけどKCって元々リンクスで1番不得意分野だったんですよね。冒頭の負けっぷりを見てわかるように最初は全然勝てる気がしませんでした。
それでも毎回地道に反省と研究を重ねた結果日本代表にまでなりました。誰だってチャンスはあるんです。
それでは